M5stickV初心者のための最速チュートリアル #1(IDE環境構築と設定、サンプルコードの実行とログ確認、画像認識(学習、推論))
1.前提
まずM5stack/M5stickVを一度も使ったことがない私のような人が最速で動かすところまでを説明する。
ベストな参考資料はこちら docs.m5stack.com
- この資料は色々なFw書き込み方法などを説明しているが、今回は色々ハックしたい人向けで抜粋する
- 英語読んでガリガリできる人はこれ以下読む必要なし
- 説明もあまり読みたくなければ★1~★7の手順を実行すれば最速で終わる
- Windows or Mac を持っている
2.今回できること
3.ハードウェア構成の最低限の説明
(https://docs.m5stack.com/#/en/core/m5stickv から抜粋)
4.環境構築と設定
一応自分が試した実績として、Windows環境とMac環境では動作確認できた。
IDEダウンロード&インストール
IDEのインストーラをここ(windowsの場合/macの場合)からダウンロードし、インストールする。★1
IDEへの設定
上部メニューから、Tool-> Select Board-> M5StickV
を選択。★2
※0.2.2だと表示がなかったので、0.2.4以上が必要な様子。
PCとM5stickVを接続
USBケーブルで接続する。★3
リンク設定
1.緑のリンクボタンを押下する。★4
2.対応するシリアルポートを選択する。★5
3.macの場合は、シリアルポートを選択し、windowsの場合はCOMポートを選択する。★6
4.「Connecting...」の表示がしばらく出て消えれば成功。
5.サンプルコードの実行とログ確認
実行
今回はIDEの初期サンプルコードを動かす。
初期サンプルコードは、カメラの映像をLCDに表示し、シリアルモニターにログ(フレームレート)を表示するコードである。
緑再生ボタンを押下すると、サンプルコードが実行される。★7
動作確認(LCDとシリアルモニタで確認)
6.所感
ちょー簡単で立ち上げやすい! 次回は画像認識(学習、推論)をまとめたい。
ちなみに、micropythonのAPIはここにまとまっている。
M5stackのMPU6050の場合はこんな感じで呼べるとのこと (M5StickVでは呼び出せなかったので、次回以降の記事で説明します)
import mpu6050 # default: accel_fs = 2G, gyro_fs = 500DPS imu = mpu6050.MPU6050() # 3-tuple of X, Y, Z axis acceleration values in m/s^2 as floats acc = imu.acceleration # 3-tuple of X, Y, Z radians per second as floats. gyro = imu.gyro # 3-tuple of yaw, pitch, roll as floats. ypr = imu.ypr
(https://github.com/m5stack/UIFlow-Code/wiki/Hardware#mpu6050 から抜粋)
7.次回はV-trainer
次回はV-trainerを使ってコイン分類をしたい。
M5StackVのV-trainingでコイン(1円、100円、500円)判定やってみた。
— motoJapan@enjoy-CVPR2019 (@motoJapanTw) September 15, 2019
精度は各学習データ30枚程度にしては十分、速度もそこそこ出ている。
賞賛すべきはエッジAI実践の手軽さ。#m5StackV #gif pic.twitter.com/jWgbREvMxB
以上。