MotoJapan's Tech-Memo

技術めも

M5stickV初心者のための最速チュートリアル #1(IDE環境構築と設定、サンプルコードの実行とログ確認、画像認識(学習、推論))

1.前提

まずM5stack/M5stickVを一度も使ったことがない私のような人が最速で動かすところまでを説明する。

ベストな参考資料はこちら docs.m5stack.com

  • この資料は色々なFw書き込み方法などを説明しているが、今回は色々ハックしたい人向けで抜粋する
  • 英語読んでガリガリできる人はこれ以下読む必要なし
  • 説明もあまり読みたくなければ★1~★7の手順を実行すれば最速で終わる
  • Windows or Mac を持っている

2.今回できること

  • ゼロから環境構築をする
  • M5stickVに、IDEからサンプルコードを流し込んでログなどを確認する (Windows/Mac)
  • (次回) V-trainerと言うのを使って物体認識

3.ハードウェア構成の最低限の説明

f:id:motojapan:20190916181045p:plain (https://docs.m5stack.com/#/en/core/m5stickv から抜粋)

4.環境構築と設定

一応自分が試した実績として、Windows環境とMac環境では動作確認できた。

IDEダウンロード&インストール

IDEインストーラをここ(windowsの場合/macの場合)からダウンロードし、インストールする。★1

過去IDEバイナリのダウンロードはこちら

IDEへの設定

上部メニューから、Tool-> Select Board-> M5StickV を選択。★2

f:id:motojapan:20190916181648p:plain ※0.2.2だと表示がなかったので、0.2.4以上が必要な様子。

PCとM5stickVを接続

USBケーブルで接続する。★3

リンク設定

1.緑のリンクボタンを押下する。★4

f:id:motojapan:20190916181718p:plain

2.対応するシリアルポートを選択する。★5

f:id:motojapan:20190916181742p:plain

3.macの場合は、シリアルポートを選択し、windowsの場合はCOMポートを選択する。★6

4.「Connecting...」の表示がしばらく出て消えれば成功。

5.サンプルコードの実行とログ確認

実行

今回はIDEの初期サンプルコードを動かす。

初期サンプルコードは、カメラの映像をLCDに表示し、シリアルモニターにログ(フレームレート)を表示するコードである。

緑再生ボタンを押下すると、サンプルコードが実行される。★7

f:id:motojapan:20190916182140p:plain

動作確認(LCDとシリアルモニタで確認)

  • LCDは本体を確認する
  • シリアルモニターはIDE左下のシリアルターミナルを押下する

f:id:motojapan:20190916182433p:plain

6.所感

ちょー簡単で立ち上げやすい! 次回は画像認識(学習、推論)をまとめたい。

ちなみに、micropythonのAPIここにまとまっている。

M5stackのMPU6050の場合はこんな感じで呼べるとのこと (M5StickVでは呼び出せなかったので、次回以降の記事で説明します)

import mpu6050

# default: accel_fs = 2G, gyro_fs = 500DPS
imu = mpu6050.MPU6050()

# 3-tuple of X, Y, Z axis acceleration values in m/s^2 as floats
acc = imu.acceleration

# 3-tuple of X, Y, Z radians per second as floats.
gyro = imu.gyro

# 3-tuple of yaw, pitch, roll as floats.
ypr = imu.ypr

(https://github.com/m5stack/UIFlow-Code/wiki/Hardware#mpu6050 から抜粋)

7.次回はV-trainer

次回はV-trainerを使ってコイン分類をしたい。

以上。